マカオ、2025年にゲーム産業の大幅な成長を目指す
発行日 2 January 2025
2024年に堅調な回復を遂げたマカオのゲーミング業界は、2025年も有望な年となる見込みだ。シティグループによると、春節休暇でゲーミング総収益(GGR)は50億ドルに達し、前年比6%増となる見込みだ。韓国のモヒガン・インスパイアも堅調な成長を報告し、第4四半期の純収益は1億6,300万ドルに達した。
2024年のマカオの業績
12月、マカオのGGRは182億パタカ(22億8,000万ドル)で、11月から1.3%、2023年12月から2%減少した。この落ち込みは、中国の習近平国家主席の訪問による混乱が一因となっている。
今年のGGRは2267億8000万パタカ(283億9000万ドル)に達し、2023年比23.9%増となったが、パンデミック前の2019年レベルである2924億5000万パタカ(367億ドル)を下回った。訪問者数は3500万人に迫り、予測を上回った。
回復と今後の見通し
2023年初頭の渡航制限の解除がマカオの回復を後押しし、事業者はマスマーケットの成長に注力し、ジャンケットへの依存を減らした。政府のGGR予測である2160億パタカ(270億7000万ドル)を上回り、2025年には2400億パタカ(301億ドル)に達すると予測されている。
マカオは回復を続けており、訪問者数の増加と戦略的な産業シフトにより、2025年には持続的な成長が見込まれている。